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2003年1月20日『東京FM HILL SIDE AVENUE』ラジオ生出演!テキスト版
まん中が、『 HILL SIDE AVENUE』のパーソナリティー西任さん!
とても、知的でいてキュートな方でした。
両サイドが蘿やです。もしかして画像は初か??!

それでは、生放送のテキスト版
ダッーーと長いですが、いってみましょう!!
西任暁子がお送りしていますヒルサイドアヴェニュー月曜日。ここからはあなたの好奇心を刺激するLiving High 。今日は今 静かなブームを迎えているという「こけ」にスポットをあてていきたいと思います。えー、お話をお伺い致しますのはコケに魅せられて、インターネットを中心に通 信販売を行っていらっしゃいます「蘿や」の安斉オサムさんとおくもとゆきさんです。はじめまして。よろしくお願い致します
はじめまして。おねがいします
おねがいします
えー「こけ」というとリスナーの方からはですねえ、もうそのへんに生えてるんですけどー(笑)
(笑)その通りです
とえー、それをどうしようというんでしょう??という方もですねえ、多いんじゃないかと思うんですが
なるほど
コケという魅力、その二人がはまってしまった魅力というのはどういうところに?
そうですね、とてもシンプルな生き方をしているというところですね
コケが
はい、多くを望まないというところがなんか僕らの生き方にもしかしたら、つながるんじゃないかなと
どんな生き方をしているんでしょう、コケは?
太古の昔からほとんど生態を変えずにですね、力強くいきているというところと、必要なものがほんとうに最小限で、光と、水と、空気。それだけあれば、コケが育っていく
光と、水と、空気。え?土はいらないんですか?
根っこはあるんですけれども、それはあくまで風に飛ばされないための根っこであって、根っこから水分を吸収できないんです
どこからするんですか?
コケ、そのものから
葉の表面から?
そうです。葉っぱの表面から呼吸をするようにお水を取り込むんです
はー、そうなんですかー。そんなコケとのおつきあいはお二人どれぐらいになるんですか?
こんどの4月で、蘿や創立丸二年ですね
コケに魅せられるきっかけというのはどんなところだったんでしょう?
ま、ぼくは実家がもともと植物関係の仕事でして、昔から植物は身近にあった存在ですね
私はお花屋をやっておりまして、そこで盆栽を扱うようになってどんどん引き込まれて。で、二人で友達として話していたときにコケの話が出て、話したときに、どんどんどんどんコケってどんな?っていう魅力に話しているうちに引き込まれたような。感じですね
なるほどー、そして今日はコケのみならずですね、BGMが変わりましたけど。。この小さなボックスはなんでしょうか?
これはですね、インドの楽器でエレクトリックタンプーラトいうものなんですけれども
え、楽器ですか?
楽器です。シタールのバックで演奏される楽器なんですけれども、無限循環というか、音をただくり返す。という思想的なものを音に反映した楽器なんですね。で、循環は蘿やでもコンセプトになっているもので、こういう音をバックにですね、喋らせていただこうかと
実際にそのあの、作品を作っていこうとなんですけれども、お二人がインターネット上で扱っていらっしゃいますコケリウム、というシリーズの中からですね、組み立てていきたいと思いますけれども、このコケリウムというのはどういうものなんでしょう?
これは私の手作りの陶器の器にですね、砂でコケを植えていただいて、ガラスカバーを被せて育成するというものなんです
はーだからコケリウム
はい
このガラスカバーを被せるというのが、まあポイントなんですね
はい
そう、ですよね。でもこれ必要なものなんですか?ガラスカバー。ドーム状になっているものなんですけども
はい、これが被っていることによって、外からの影響を受けにくいので、どこに持っていっても育てやすい。というのと、あとお水をあげてガラスをしてあげるとコケの呼吸によって内側に水分が結露するんですね、で、その結露したお水をコケがまた吸ってくれるので、お水を循環させることによって育ってくれるという。とっても簡単できれいに育てられる優れものなんです
これはお二人のアイデアなんですか?
そうなんです
へー。いまの時期ものすごく乾燥してるじゃないですか。コケは乾燥はだめですよね
そうですねこのガラスカバーが被っていると湿度が安定しますので、コケが育っていくと
コケというと、わたしーあの、わりと植物育てるのが苦手で。。
(笑)そういった方にもってこいです!
大丈夫ですか?(笑)
(笑)ぜひおすすめしたいです。というのは、これは結露した水分がなくなってきたのを目安に、セットで、散水スプレーと観察用ルーペというのもついていますので、この散水スプレーで結露がしなくなったらコケの表面 ですね、たっぷりお水をして、また循環させてもらうという
それはわかりやすいですね
はい簡単に育てられるんです
いつお水をあげていいのか、どのくらいお水をあげていいのかやっぱりなかなかわからないんですよね。で、今日はいくつか作品をすでに持ってきていただいているんですけど、コケって私まじまじとみたことがよく考えたらないんですが、今日はルーペも持ってきていただき、こう見てみるとですね、なんかコケってやっぱり種類があるものなんですか?ごめんなさい初歩的な質問で
日本では、大雑把にわけて247種類
ええっ??
あるといわれています(笑)
はー、すごーい。。でもそれって見分けつかなさそうですねー(笑)
たしかにー
ちょっとたいへんですね。わたしたち蘿やもこの苔本をですね、手にして
苔本!シダコケというタイトルの!
それで山を歩いてコケを採取してくるんです
コケって、どこからその買い付けというか?採取してらっしゃるんですか?
そうですね、このへんの近所ですと青梅とか

生放送ということで、リアルタイムにFAXが届きます!! 沢山の応援のおたよりが嬉しかったですね〜 なんだか、蘿やにはめずらしくヤル気がでてきます!!オォ〜〜
東京ですね
そうですね、あとは長野県ですとかですね。でも遊びがてら、コケが生えてるところにいって採ってくるという感じなので、あまり仕事という感覚は正直いって薄いんですけれども
楽しんでいく延長線上に、コケが。。あるような
あるから採ってこようかと。。
で、まあそのコケを育てていくにあたり、ま、こういうこう音楽ですか。もあり、コケに共感するアーティスト達の音響作品をコンパイルして、それも販売という
そうです(笑)なんだかわけがわからなくなってきました
(笑)趣味の延長というか、すごい好きなことをこうみんなにも楽しんでよ、ということがなんかお仕事になっているという
えーとそうですね、現代美術っていうものと生活っていうものの接点が、ぼくはなかなか見出せなかったんですけれども、その接点を見い出していこうっていう一つの試みの活動でもあります
なるほどねえ
それでインターネット販売という、お客様と直接こうお取り引きできるようなシステムでやっているわけで。。
でもそういういままでにも新しいことをやろうとしたときに、やはりインターネットというメディアは本当に便利ですよね
すごく恵まれていると思います
ではですね、そのインターネットの方でも販売されているんでしょうか、この音響作品?
あ、そうです。もちろん
ね、こちらのほうからなにか一曲ご紹介いただけますか?聞かせていただけますか?
えー、では蘿やがプロデュースしましたciclationというアルバムのなかから、ぼくが作った曲でホームページの中でも聴けるんですけれども、その完全版です。えーpotoratchという名義でやっているんですが、potoratchのspore which floatsです
spore which floatsというナンバーをおおくりしたいと思いますけれども、それではこちら聴いてみましょう。。

ラジオのスタジオは初体験です!
ここに入ると、妙に緊張します…。
ガラスごしにディレクターの方の指示があったようですが
蘿やは緊張の為、そちらを見る余裕なしでした…。
おおくりしたのはpotoratchでspore which floatsというナンバーでした。えー、これはどんなことをイメージされて作られた曲なんですか?
これは、胞子が飛び散るその瞬間というか、それはきっときれいだろうなーというイメージをしまして、弾け飛ぶような。。
ポンっポンって、音がね
はい、そういうのを音で、ちょっと作ってみました
コケというのはそうやって繁殖していくものなんですか?
そうですね、胞子で繁殖していきます
なるほどー。いまそのpotoratchのCDのジャケットが手許にあるんですけれども、circuletion。まあ、あのコケがね、もちろん表のジャケットになっているんですけれども。中を開いてみると「大気汚染にいちばん敏感に反応するのは蘿だといわれています。。」そうなんですか?
そうです、住環境の目安にもなると言われているんです
たとえばどんなふうに?
例えば屋久島なんかはコケだらけじゃないですか、そこは水もきれいだし、空気もきれいだしってことですね
えっじゃあ空気が汚れてくると。。
コケはだんだん姿を消していきます。。
あっらー。。そうですかー。あのFAXを頂きましてですね「コケってあの外に生えているコケですか?」と(笑)
(笑)そうですね
(笑)その通りです
「うちは団地なんですが、一戸建てタイプの庭にもうコケがいっぱい生えてて、いまは雪で隠れているんですが春になると増えます。風情があってーなんて言うけどあんまり増え過ぎてても気持ち悪い」(笑)という
(笑)
「あのーちょっとでいいので、減らすにはどうしたらいいんでしょう?」という、山形から頂いたんですけど
減らすですかー(笑)
じゃあこれは、すごく美しいところに住んでらっしゃるということですよね
そういうことだと思います。へ、減らさないで下さい!
さとみさん!空気も水もきれいなところですよ!
今はですね、ビルの屋上などにコケを植えてCO2を削減しようという試みもされているんですね
そんなふうにも。。
はい。ですので、ぜひ減らさないで大切に見守っていてあげてほしいですね
さとみさん、ぜひそうして下さい。減ってくると逆に、空気も水も汚れてきているぞと、そういうことになるんですね。。
そうですね
なるほど
蘿やではですね、このコケリウムを一個販売しますと100円の募金を緑の募金にさせていただいてるんです。こういう緑を買っていただくと、地球のどこかで緑が育つ手助けをしてるということに
そうですかーなるほどねーすばらしい。。じゃあコケリウムを、さっそく作らせて頂きたいと思うんですが、どうすればいいんでしょうか、教えて下さい
はい、では通信販売で器とコケとあと化粧砂といって白か黒い見た目のきれいな砂を選んでいただけるんですね。そうするとコケ、砂全部別 々に送られてきますので
袋にはいっていますね
まずこの器に。。
きれいな器ですねえ
(笑)ありがとうございます。これはもう一つ一つ手作りで
ですよね、やっぱりこれはコケに合うようにとイメージされて作ったんですか?
それはそうですね、コケの邪魔をしないような感じで
主人公はコケですね
(笑)
でいま、七分目くらいでしょうかね、砂が入りました
植え込み用の砂をいれていただいて、そのあとに、お水を足していただきます
これはひたひたになるくらいでいいんでしょうかね。ちょっとお水の方が多いくらいですかね
。。ちょっといれ過ぎました(笑)
いれ過ぎましたか!(笑)でも、大丈夫
(笑)はいひたひたくらいで。で、パッケージされているコケをさっと取り出してもらって
お惣菜のようにコケが入ってるんですね(笑)コケをちょっとこうウニウニウニウニこう、土の中にね、あ、砂の中ですね、めり込ませて。。
コケを安定させてあげたら、こんどは化粧砂。白と黒どっちがいいですか?
どっちがいいでしょう?これどちらが合いますかねえ?
うーん、ぼくは黒がお薦め。。
じゃ黒にしましょう
じゃ黒い砂を、これは富士砂といいます。これを回りにきれいにかけていただいて
こちらはけっこう粒子が大きめですね。けっこうざざっと回りを埋めるような形で
はい、埋めるように。そしてあとはきれいに指でならしてあげて
(笑)なんか楽しいな。砂なんて触るの久しぶりですよ
コケも触ってみて下さい
(笑)なんて言えばいいんでしょう
(笑)
なんかこう、なんか感触を伝えるのはむずかしいですね(笑)あの、坊主頭の頭を触っているような
(笑)
それよりはやややわらかい感触ですけれども。はい、あ、表面が黒で、そして緑のコケが映えますねえ
そして最後にこの大切なガラスカバーをかけて、こちらの下に敷き皿がついているので、これに載せて。。完成でーす
あ、わ!できました!
できました。 (笑)
できましたー!(拍手)
簡単です(笑)
あっという間でしたねー!はー、早かったなー!
(笑)
これはあのお部屋の中のどこに置いた方がいいなんていうのはありますか?
基本的には直射日光があたるところは避けていただいて、半日陰の場所に置いていただければいちばん条件としてはいいですね
そうですかー、えーコケっていうのはこの後どんな風に成長していくものなんでしょうか?
まあ品種によってもちがうんですが、こういった。。タチゴケですか、どんどん上に。。
これは高さがけっこうありますね、3cmぐらい。。あもう、どんどん高くなっていくんですか?
はい
ヘー、なんかコケっていう感じがしませんねえ
そうですね、改めてこういう風に見ていただくとそういった感想をいただける方は多いですね
なんかいわゆるコケっていうとなんでしょう。。なんかこうイメージしているものが、たぶん皆さん同じようなイメージが。。
つまったような。。
べたーっと。。
あそう!べたーっとしたようなきゅーっとした
こもっと。。
あそうそう、そうですねー。でもそれとはぜんぜんちがう、小さな草のような。。
そうですね、これはさらにセットになっているルーペなどで覗いていただけると。。(笑)
このルーペがセットですよ!(笑)これまた小さい!かわいいー!これちょっと覗いてみますね。。(笑)はー、あのさきほど胞子がでて繁殖、といことだったんですけれども、み、見えるんですか?
胞子がでてきたら、肉眼でも確認できます
胞子はだいたい秋とか、でてくるんですよ
きれいな緑ですねー(笑)
ミクロなんですけれども、ちょっとルーペで覗きこむとマクロ的なイメージもしませんか?
。。なんか。。そうですねー、ここに一つの宇宙があるわけですね
その言葉をまっていました!(笑)
(笑)やりました!出しましたか!はー、おもしろいーこれは。でも、あのー、植物を育てるのが苦手な私でも。。家になにか緑が欲しいという方には、おすすめですねえ
そうですね
器もいろんなタイプがあるということで、あのホームページにたくさんの作品がですねえ、載っています。こちら購入もできますので、ぜひ皆さんこちらアクセスしてみて下さい
おねがいします
よろしくおねがいします
蘿やさんのホームページは番組ホームページとリンクをはっておきます。www.jfn.co.jp/hillsideこちらにぜひアクセスしてみて下さい。えーLiving High今日はインターネットを中心に通信販売を行っていらっしゃいます、蘿やさんのあんどうオサムさんと、おく。。
あ、あ、安斉です。。
あ!ごめんなさい!安斉オサムさんと!(笑)もーね、コケじっと見てると視界も霞んで(笑)おくもとゆきさんをお招きしました。どうもありがとうございました
(笑)ありがとうございました
えー今日はこのコケリウムセット!それからCD!プレゼントいただけるということで!
(笑)はい
(拍手)ありがとうございます!じゃそのCDからもう一曲お送りしながら、はい、コケを鑑賞したいと思います。じゃあご紹介いただけますか?
はい。また、ぼくの作った曲で、えーhumidity。おおくりしたいと思います
どうもありがとうございました!
ありがとうございました
ありがとうございました

パーソナリティの西任さん!!
放送終了後のコケリウム撮影会です。
西任さんのサイトでも紹介してくれるとのことです!
ありがたいです…

西任さんのオフィシャルサイトはコチラ!!

プロデューサーの方やディレクターの方々です。
ルーペでコケリウム観察中! ルーペでコケを観ている時は、
みんな子供の様です…。 この時のリアクションが皆さん面白いんですよね!
蘿や名利につきます…。

また、誘ってくださいね〜