□暦のなぞ/2001.12.18/植松健一

超古代史という分野があるのを御存じでしょうか?今、ディズニーが『アトランティス』という『天空の城ラピュタ』の焼き直しみたいな映画を上映していますが...アトランティスを始め、他にはム−大陸、エジプト古代史、マヤ、インカ、レムリア大陸なんかがちょうど超古代史にあたるのではないでしょうか。超古代史というのは一応歴史です。紀元前10000年前後の伝説が主に取り上げられますが、物的証拠が少ない、地質学的にその時期の物という確証がないなど、この学問は一般的にあまり信用されてもいませんし、信憑性もかなり低いものです。先のアトランティス伝説もそのひとつです。そのアトランティス伝説は哲学者プラトンが始めてその対話編『ティマイオス』と『クリティアス』で書き記したもので、それ以前の書物には一切でてこないことから寓話の一種ではないかと考えられてきました。その後、アメリカの政治家イグネシャス・ダンリーが著書『アトランティス』で詳細にその大陸の存在を書き表わし一大ブームを起こしたのです。しかし、政治家であるにも関わらず(あるからなのか??)その証拠がいんちきやねつ造など都合のいいロジックで塗り固められていることからブームも下火になってしまいました。これとは異に、マヤやインカなど比較的新しい紀元前200年ぐらいからの歴史においては石器や文字など決定的な証拠があり、古代史として成立しています。しかしここにもオーパーツといわれる、恐竜の土器や、飛行機の首飾りなど(人間と恐竜は歴史上重なっている時期はありません。また、紀元前に飛行機の技術はもちろんないと推測されることなど)現在の科学では説明のつかないものが出土しています。この如何わしい部分のみ集めて研究するち?とオカルトチックな物を総称して超古代史とよんでいるみたいです。
このようにかなりいかがわしい歴史ですが、インチキくさいものの中には少しの本当のことが隠されていて、その本当だけ抽出できれば世の中がひっくり返るような発見が眠っているかもしれないと思いませんか?
そんなこんなでいろんな本をみてみましたが、ひとつ面白い発見がありました。今、使われている暦はグレゴリウス歴、通称西暦ですよね。これは天文学的に理にかなった暦なのでしょうか?ギリシャ時代の暦は10月でした。しかし、今の暦は英語で10月がOCTOBERであることから分かるように2月ずれています。OCTは足が8本のたこがOCTPUSというように8を表します。続いていえばSEPTEMBERのSEPTは7です。JULY、AUGSTの2月が入ったということです。JULYはジュリアス・シーザー、AUGSTはアウグストゥス(ガイウス・オクタウィウス)と皇帝が自分の月を2つ入れ込んだのです。こんな権力によって左右されている暦が正しく天文と呼応しているのは後に月の日数を調整したり、うるう月や年を作って学者が微調整しているからでしょう。それでは純粋に天文とリンクしている暦はないものかと探してみました。
で、ありました。マヤ歴です。人間の体の周期は月に非常に左右されています。女性の生理の周期は月が地球を一周する28日と重なっています。マヤ歴はこの月の周期28日を1月として、1年を13月、28X13=364日で表されている非常に正確な暦です。僕は西暦よりこちらの方が正しいのではないかとちょっと思うわけです。そして最後に恐い話が。マヤ歴は西暦紀元前12000年ぐらいから未来への暦が全て作られています。宇宙が誕生した最初の日もあれば、地球最後の日も書き記されています。その日は西暦2013年12月。世界が終わる日。何もないにしても、この日を目標に生きてみるのも悪くないかも知れませんね。ちょっとオカルトオタ話でした。(笑)


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