VOL.007 2004.10.14

□「おいしい」について

食事に限らず、食べ物や飲み物をを口にするとき、僕はなるべく「おいしい」と思ったり、誰かが一緒にいればその人に言うようにしている。
たいしておいしくない、まぁ普通、というものでも。

理由は単純で、その方がおいしいからである。

同じものでも、食べ方、飲み方で味は変わってくると思うのだ。
評論家ではないので、もしイマイチな部分に気が付いたとしても、そこをわざわざ指摘する必要はないし、他の優れた点を意識していけばいいのだ。味(酸味/甘味/苦味/コク/キレ…)、食感、香り、見た目、お得感など、すべてがどうしようもないほどヒドいものにはなかなかお目にかかれないし、もし巡り会ってしまったら、それは貴重な思い出としてそっと胸にしまっておけばよい。

「キャンプで作ったカレーはうまい」とか、「彼女(彼氏)の手作り料理はおいしい」ということはしばしば耳にするが、これにも共通する部分があると思う。
「おいしいものを食べたい、食べる準備ができている」という点において。

僕は不必要な先入観は持ちたくない、
と日頃思っているが、こういった場面では先入観はプラスに働くと言える。
「自分たちで一生懸命作ったんだから」とか、「好きな人が作ってくれたんだから」といったことが頭の中にあることによって、味覚に何らかの刺激があるに違いない、と僕は思ってます。余談だが、「おいしい」の「い」と「し」の間に「っ」を入れたり、「うまい」を「うんまい」とすると、さらにおいしい感が増します。
甘いムードの二人なら「あーおいっちぃ」とか「おいっすぃ〜!」なんてのもいいですね。もちろん「おいピー」も。

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Photo by Help staff mai(まる子カレー?)